大会のみどころ/トライアスロン

<競技名>

トライアスロン

<競技会期>

令和4(2022)年7月24日(日)

<開催地>

那須塩原市

<競技会場>

戸田調整池周辺特設コース

<大会名>

第5回全国高等学校トライアスロン選手権(2022/那須塩原)

(いちご一会とちぎ国体トライアスロン競技リハーサル大会)

1 大会の概要・歴史など

 平成28(2016)年岩手県で開催された第71回国民体育大会から正式種目となったトライアスロン競技ですが、少年の部(18歳以下)の選手層が少ないことから第71回国民体育大会以降のトライアスロン競技は成年の部(18歳以上)で実施されています。

 一方、平成30(2018)年から実施している高校生選手権の参加者は、第1回大会(京都・南丹市)で男子33名・女子15名、続く令和元(2019)年第2回大会(京都・南丹市)で男子36名・女子15名、令和2(2020)年第3回大会(岐阜・長良川)は新型コロナウイルス感染症の影響で大幅に参加人数を制限するも、男子22名・女子18名と高校生チャンピオンを決定する大会として着実に成長しています。国民体育大会少年の部を実現する為にも、今後リハーサル大会で高校生選手権を継続して開催し、高校生トライアスリートの発掘・育成、及びトライアスロン競技全般の底上げを図っていくことを、当該競技を統括する中央競技団体(JTU)の方針としています。

 第4回大会は、いちご一会とちぎ国体のリハーサル大会としての開催を予定し、70名を超える応募がありましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、開催直前に中止の判断をしました。今回もリハーサル大会として開催し、本番に向けた機運醸成につなげていきたいと考えています。

2 大会の話題・大会全般の予想など

 トライアスロン人口の中で高校生トライアスリートの占める割合が少数である事、高校生トライアスリートが参加できる大会が限定されている事、指導者が少ない事、部活を実施している学校が少ない事、3年毎に選手層が変わる等厳しい状況がありますが、そのような環境下でも地域クラブ等でトライアスロン競技を継続している選手や陸上・水泳等の部活動出身の選手も散見されます。

 過去の高校生選手権で上位入賞し、大学等に進学してからトライアスロン競技に専念し国内主要大会や国際大会等で活躍している選手もいます。高校生活3年という短期間故、注目選手も年々交代する中で今年はどんな選手が出てくるのか期待が膨らみます。

 なお、今回のリハーサル大会から競技距離を今まで実施してきたスプリント・ディスタンス(総合距離25.75㎞:スイム750m/バイク20㎞/ラン5㎞)から、より短いスーパースプリントディスタンス(総合距離13㎞:スイム500m/バイク10㎞/ラン2.5㎞)に変更したことで、他競技から参加する選手にもより参加しやすくなり、かつスピーディーなレースが行われることが期待されます。

3 栃木県チーム・選手の紹介・予想など

 毎年、有望選手が輩出されており、昨年は大会が開催されませんでしたので、今年はどんな選手が出てくるか楽しみなところです。残念ながら、地元栃木県で本年度登録選手はいませんが、国内で唯一部活動を行っている日本学園高校(東京都)出身の選手や各クラブチームで活躍している選手が注目です。

4 参加監督・選手の声など

 過去の高校生選手権で参加選手に「選手権に出場を決めた理由」についてアンケートを実施しましたが、その結果「高校生チャンピオンを決めたい」という動機がトップを占めました。

5 競技の結果

大会の結果【トライアスロン】

6 栃木県チーム・選手の結果

栃木県選手の出場はありませんでした。

7 会場の様子など

 新型コロナウイルス感染拡大の影響やけがにより、数名の欠場がありました。

 救護体制について各関係者と調整を重ね臨むことができた上、選手は大きな事故等なく無事に大会を終えることができました。

 有観客での開催だったため、選手と一般観覧者とのゾーニングの検証に加え、競技コースの全面通行止めによる、周辺住民や道路使用者への影響も検証することができ、事前周知等の対応に改善点が見つかりました。

 また、会期前に競技コースの舗装、落ち葉清掃、ごみ拾いを実施し、安全なコースで迎えることができました。当日は選手や観客に向けて歓迎のぼり旗やふるまい、無料ドリンクコーナーの設置等のおもてなしを行いました。

大会の写真【トライアスロン】